バーバリー(BURBERRY)の軌跡

創業者のトーマス・バーバリー。
1835年イギリスのサリー州ブロッカムグリーンで生まれ、小学校を卒業後、村の生地屋で働きだし、農民の着ている野良着の機能性に興味を持ちます。

その後、1856年にロンドンのベイジングストークで洋服店を開業し、農民が汚れを防ぐために服の上に羽織っていた上着をヒントに、世界で初めて、木綿から「ギャバジン(Gabardine)」といわれる耐久性・防水性に優れた新素材を生み出します。
「ギャバジン(Gabardine)」とは、布に織る前の綿糸に独自の防水加工を施し、細かく織り上げて、再び防水加工を行うことで、画期的な防水布地を作り出しました。
名前の由来は、スペイン語で巡礼者の着る上っ張りを意味する「ガバルディナ」で、1888年には、特許を取得します。

1911年に人類で初めて南極点に到達したアムンゼンが防寒具として使用したり、1914年の第一次世界大戦時には、トレンチコートとして英国陸海軍に正式採用され、一躍有名になりました。
「バーバリーコート」と称されるそのアイテムは、作家のコナン・ドイル、英元首相ウインストン・チャーチル、米元大統領ジョージ・ブッシュ、女優キャサリン・ヘプバーンら数々の著名人が愛用したことでも知られています。
その後も次々と英国王室の御用達を拝命しました。

1924年にコートの裏地のデザインで初めて登場した「バーバリーチェック」。
当時のイギリスでは、「ウインドーペーン(窓ガラス)」といわれる格子柄が多く使用されていましたが、「バーバリーチェック」の登場で一大ブームを巻き起こしたのです。

そして、「バーバリーチェック」は、1967年のパリのファッションショーで、裏地以外に初めて、傘の柄としてデザインされ、その後も、バッグやマフラーなど様々なファッションアイテムに、さまざまなカラーバリエーションで展開していきます。

1989年、ウェールズ皇太子によって改めて拝命されて、おなじみの騎手と馬のモノグラムも英国王室から授与されました。

1997には、「サックス・フィフス・アベニュー」の女性社長、ローズ・マリー・ブラボーが最高経営責任者に就任し、ジル・サンダーのアシスタントデザイナーだったロベルト・メニケッティをクリエイティブ・ディレクターとして迎え、1999年「バーバリー・プローサム コレクション」を発表し、2000年にはメンズでミラノコレクションに参入します。

ローズ・マリー・ブラボーと副社長兼レディースMDのミッシェル・スミスを中心に、伝統にモード性を加えた現代的なスタイルを展開します。
また、子供向けの「ベビー・トドラー」なども開始します。

2002年、現在のクリエイティヴ・ディレクターであり、元ダナ・キャラン、グッチのデザイナーであったクリストファー・ベイリーを迎え、伝統的な雰囲気を残しながらもその時代のファッションを取り入れていくカジュアルブランドとして、その地位を不動のものとしました。

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